BEMS・FEMS・CEMS

更新日:2018年8月13日

当サイトでは家庭用蓄電池やスマートハウスに関する内容を主に取り扱っていますが、HEMSの類義語に「BEMS・FEMS・CEMS」という3つの言葉があります。どれも似たような言葉であるものの、それぞれ異なった意味を持っていますので、こちらのページではこちらの3つの言葉の解説をしたいとおもいます。

BEMS

まず最初にご紹介するのは「BEMS」です。「ベムス」と発音するこちらの言葉は「Building Energy Management System」を省略した言葉です。HEMSは「Home Energy Management System」ですから、「Building」と「Home」だけ違うということになります。

Buildingとは日本語で「ビル」を意味します。つまりBEMSとは「ビル内のエネルギーを管理するシステム」のことです。言うまでもなく一般住宅よりもビルの方がエネルギーの使用量は大きいため、HEMSよりも更に省エネの効果は高いと言えます。

BEMSの管理対象となるのは、主に配電・空調・換気・照明・OA機器などといった設備です。ビル内に太陽光発電システムや蓄電池やコージェネレーションなどといった各システムが導入されている場合は、これらもネットワークに加えることによって管理の対象に含めることが可能です。

現実にはまだ蓄電システムやコージェネレーションシステムを導入しているビルが数少ないため、ほとんどのBEMSは電力使用量の可視化が主な目的となっています。ただ、一部のビルではBEMSを導入して、各種電気設備の制御も行われています。

FEMS

続いて「FEMS」です。先にご紹介したBEMSの解説が若干長くなってしまったのは、こちらのFEMSとほとんど内容が変わらないからです。FEMSとは「Factory Energy Management System」を省略した言葉で、「フェムス」と読みます。

HEMSは家庭、BEMSはビルのエネルギーを管理するシステムですが、こちらはFactoryですので工場のエネルギーを管理するシステムとなります。配電・空調・換気・照明・製造ラインなどといった設備が管理の対象です。

CEMS

最後にご紹介するのは「CEMS」です。既にお気づきかと思いますが、「Energy Management System」の部分は前述のBEMSやFEMSと同様です。異なるのは「C」の部分だけですが、こちらは「Community」の頭文字となっています。

つまり、CEMSとは地域やコミュニティのエネルギーを管理するシステムのことです。対象地域内の発電所・工場・ビル・家庭のエネルギーを総合的に管理するシステムとなりますので、スマートグリッドに欠かせない要素と言えます。

順番が前後してしまいましたがCEMSは「セムス」と発音します。HEMS・BEMS・FEMSと共に、これからのエネルギー管理において非常に重要な仕組みでしょう。既に官民一緒になって、実証実験を始めとした様々な取り組みが行われています。