ECHONET Lite

更新日:2018年8月13日

HEMSやスマートハウス以上に聞き慣れない言葉ではありますが、「ECHONET Lite」は両者にとって重要なキーワードです。専門用語となりますので、私たち一般利用者が知っておく必要は特にありませんが、簡単に解説してみようと思います。

HEMSの標準規格

ECHONET Liteとは、エコーネットコンソーシアムによって定められた通信プロトコルのことです。通信プロトコルとは、ネットワーク通信のルールのようなもので、日本語では通信規約や通信手順と書かれることもあります。

この通信プロトコルが異なっている機器同士では、通信をすることができません。人間を例に挙げてみると、日本語しか話せない日本人と英語しか話せないアメリカ人が意思疎通を図ることができない(厳密にはボディランゲージ等がありますが、こちらでは無いと仮定します)のと同じです。

つまり、このECHONET Liteという通信プロトコルを採用している機器同士であれば、ネットワーク通信が可能となるのですが、HEMSを普及促進するにあたって通信プロトコルが統一されていないと、各開発メーカーが異なる通信プロトコルを採用する可能性が出て、普及の妨げになってしまう恐れがあったのです。

このような背景があり、ECHONET LiteがHEMSの標準規格として採用されました。なお、こちらでは「通信プロトコル」に関する解説は非常に専門性が高くなるため省略させて頂きましたが、専門的な情報を含めより詳しい解説をご希望の方はWikipediaの通信プロトコルのページを参考になさってみてください。

ECHONET Liteの登場

ECHONET Liteを定めたエコーネットコンソーシアムは1997年に発足しました。発足からしばらくの間は同団体が策定した「ECHONET」という家電向けの通信プロトコルの普及を目指していましたが、利用頻度の低い機能が数多く搭載されていることや、仕組みが複雑であることから普及は進みませんでした。

そして、ECHONETを一度見直して、不要な部分を取り除いて改良されたのが「ECHONET Lite」です。ECHONETよりも仕組みが単純化された(物理層やMAC層が規格対象から外された等)ことによって、普及しやすい通信プロトコルに生まれ変わったのです。

ちなみに、ECHONETやECHONET Liteの規格書はエコーネットコンソーシアムの公式サイトで公開されています。エコーネット規格(一般公開)というページに日本語版と英語版が用意されていますので、技術的な側面が気になるという方は、公開されている各PDFファイルをご覧ください。

主な開発企業

最後に、ECHONET Liteを開発し、機器認証を取得している主な企業を一覧にまとめてみました。一部の企業は「HEMSメーカー比較」や「スマートハウスメーカー比較」といった当サイト内の他の項目でピックアップしています。