スマートメーター

スマートメーターとは外部とのネットワーク通信機能が付いた電力メーターのことです。これまでの電力メーターは人がいちいち現地まで出向いて確認しないとメーターの数値を読み取ることができませんでしたが、スマートメーターなら通信機能が付いているため、自動で電力会社に数値を送信することができます。

主な機能

スマートメーターは「電力使用量の計測」と「データの送信」という機能を備えています。前者の機能はこれまでの電力メーターにもありましたが、画期的なのは後者の機能です。冒頭ではデータを送信することが可能となるということを書きましたが、更にリアルタイムで電力使用量を把握することができるのです。

HEMSとの違い

ここまで読むと勘の鋭い方なら「HEMSと同じではないか」と思われるかも知れません。HEMSもエネルギーの見える化を実現し、そしてリアルタイムでどれだけの電力使用量が発生しているかを把握することができます。

似たような機能ではありますが、スマートメーターとHEMSは根本的なところが異なっています。それはHEMSが私たち一般利用者のために存在する機器であるのに対して、スマートメーターは主に電力会社のために存在する機器であるという点です。

つまり、仮にスマートメーターを導入したとしても、HEMSを導入していなければその住宅に住んでいる方は自分の電力使用量をリアルタイムで把握できないのです。

メリット

スマートメーターは電力会社だけではなく、日本政府も普及促進を目指しています。それはスマートメーターが普及することによって、地域やコミュニティレベルでエネルギーを管理することができるようになるからです。スマートグリッドの観点からしても、スマートメーターは欠かせない存在と言えます。

  • 検診員が不要になるため人件費を削減できる
  • 一般家庭だけではなくオフィスや工場などにも導入できる
  • 地域レベルで電力需要や供給量をコントロールできるようになる

簡単ではありますが、主なメリットを箇条書きにしてみました。電力会社のメリットが大きいですが、ご覧の通り私たち一般利用者のメリットもあります。

Aルート・Bルート・Cルート

最後にスマートメーターのネットワーク通信についての用語解説をします。最近業界紙や雑誌などを見ていると「Aルート」「Bルート」「Cルート」という3つの用語が出てきたりしていますが、この3つの用語の意味は以下の通りです。

  • Aルート:スマートメーターと電力会社を結ぶネットワーク
  • Bルート:スマートメーターと建物内の電子機器を結ぶネットワーク
  • Cルート:電力会社や第三者が各家庭にサービスを提供するためのネットワーク

この3つのルートは、紙面上やウェブ上のスマートメーターやスマートグリッドに関する記事内で登場することが割とありますので、頭の片隅にでも入れておくと記事をストレスなくスムーズに読み進めることができるかと思います。